三重ブランド「四日市萬古焼」から始まる新たな料理ビジネス
 独立行政法人国立高等専門学校機構 鈴鹿工業高等専門学校(以下「鈴鹿高専」という。)に所属する学生3名のチームが高専ワイヤレスIoTコンテスト2021(※1)に参加し、同チームの提案が採択されました。
 本校チームの学生3名と株式会社華月(三重県四日市市 ※2)は、コンテストの技術実証実験の期間、土鍋のワイヤレスIoT化の開発を通じて、土鍋から始まる新たな料理ビジネス創出に取組みます。
 この製品の開発によって、これまで土鍋を持っているが「扱いが面倒」だったが、土鍋をワイヤレスIoT化することによって、誰でも簡単に土鍋炊飯ができて、電子炊飯器の使い勝手に近づけて、三重ブランドから土鍋で和食文化の魅力を発信します。

概要

伝統工芸品「四日市萬古焼(ばんこやき)」は三重県北勢地域の地場産業です。土鍋の国内シェアは、80~90%を占める三重のブランドです。しかし、土鍋の普及率は低下していく傾向で、その理由は、「土鍋の使い方がわからない」「炊飯器でいい」などが挙げられます。それらを解決する方法として、ワイヤレスIoTを用いて誰でも簡単に土鍋で料理できるサービスを提供します。

チームの役割

参加学生:5年電子情報工学科 代表 日下部 洸希 ・音センサー・ハードウェア開発
     5年電子情報工学科     長田 大空  ・土鍋の音解析、土鍋料理
     5年電子情報工学科     西田 開登  ・料理ナビゲーションアプリ開発
指導教員:電子情報工学科 准教授  板谷 年也、機械工学科 教授  白井 達也

実証実験期間:2021年7月~2022年2月末

取組み

本校チームの学生は、土鍋の蒸気の「ピー音」に着目し、音センサを取り付け、炊飯時間や火を止めるタイミングといった土鍋状態を把握するアイデアを生み出しました。
また、料理工程の通知・レシピ検索・レシピ共有する料理ナビゲーションアプリ(土NAVI)を開発します。ユーザーは、土鍋に安価で簡単にセッティング可能な付属ツールを取り付け、スマートフォンでワイヤレス通信を行い、土鍋料理レシピの開発・蓄積・発信を行います。


ワイヤレスIoT × 伝統工芸品「四日市萬古焼」 レシピの開発・蓄積・発信

地域連携先

株式会社華月 代表取締役 藤井 啓雄 
創業166年 四日市萬古焼の窯元として80余年に渡り、陶器の製造・販売
同社とは理器材料開発・省力機械開発を目的とした産学官協働研究室を設置、「華月 調理器材料開発・省力機械開発研究室」として、共同研究を2021年1月から開始しています。

GEAR5.0(マテリアル)事業

高専の高度な研究を通して、優れた技術を持つ人材を育てる大型事業です。鈴鹿高専を中核拠点校として、2020年4月から開始しています。

GEAR5.0(マテリアル)が牽引する高度先端マテリアル社会実装研究・教育

※1「総務省主催:高専ワイヤレスIoTコンテスト2021高専ワイヤレスIoTコンテストついて
総務省が、電波の有効利用とIoT分野における若手人材の育成を目的として、高等専門学校生を対象に、地域課題の解決等に資するワイヤレスIoTと第5世代移動通信システムの活用方策のアイデア募集を行ったもの。
高専ワイヤレスIoTコンテストhttps://kosen-iot-contest.jp/

※2 同社とは、GEAR5.0マテリアル産学官協働研究室を2021年設置
https://www.suzuka-ct.ac.jp/gear-materials/

【本リリースに関するお問い合わせ先】
独立行政法人高等専門学校機構
鈴鹿工業高等専門学校
総務課地域連携係
TEL:059-368-1717
e-mail:chiiki@jim.suzuka-ct.ac.jp